【やってみよう!てつがく対話】 開催報告

2025年3月2日 天気くもり(ぱらりと降ったり止んだり)

 


お天気が心配でしたが、さほど崩れることもなく、無事に「備後マルシェ」スタート!

私たちの「哲学対話」ブースは、
市民交流センター内の研修室2(わかりづらかったようです💦)
他にも陶芸やネイルやお灸体験ができるエリアにありました。

午前と午後、全2回の開催に、
それぞれ8名ほどのご予約を事前にいただきました!
それだけで、もう嬉しい!

映画の上映を見て申し込まれた方から、
チラシを見て興味を惹かれた方までさまざま!
当日参加の方もいらっしゃり、最終、スタッフも合わせて、
午前10名、午後11名で、「哲学対話」を行いました。


はじめに簡単な「哲学対話」についてのお話を。
そして、参加者の誰もが有意義な時間を過ごせるように、
「大切にしたいこと」を共有しました。

「哲学対話」と一口に言っても、
それぞれの場で、進行や場づくりなど異なります。
私たちが場を開くにあたって、
どのような場にするか、どんなことを意識して対話に臨むか、
スタッフで話し合い、まとめました。

「哲学対話」の対話で特徴的なことは、
互いに問い合う姿勢だと思います。
「対話」と聞くと話すことに意識がいきそうですが、
実は「聞く」ことのほうが大切です。
さらには、「問う」こと。

そして、この場では、誰かを傷つけたりしない限りは、
何を言っても、考えても自由。
自分の体験から導き出されたそれぞれの「言葉」が
対話のテーブルに置かれていきます。
そうやって、さまざまな異なる考えが一堂に会します。

この「大切にしたいこと」がある場だから、
安心して自分の考えを出して対話することができるので、
この「大切にしたいこと」はとても大切な心得になります。
この場の「考える自由」が保障されるのです。


 






いよいよ、対話に進みます。
今回、映画上映会のアンケートを通して、事前にテーマを挙げていただきました。
たくさんのテーマが集まり、
これだけの方が、哲学対話に興味を持ってくださったんだと感じました。
それもまた、嬉しい♪


その中から、近い内容のものをまとめたりして、以下の3つに絞りました。

・幸せは作るもの?感じるもの?
・受け入れるってどんなコト?
・どうしたら平和はつくれるのか?

映画を通して生まれた対話のテーマは、絡み合っていましたので、ジャンルの幅はないですが、
この中から参加者の皆さんで選ぶ、もしくは、新たに問い立てして進めることにしました。

そんな対話の様子や言葉を少しだけ抜粋してお伝えしますね。


①午前の部
「幸せになるためには受け入れるべきか?」

「幸せ」とは?「受け入れる」とは?
今回は、対人関係に主眼が置かれ、対話が展開しました。

自分の考えと異なる他者と向き合った際のこと、
諦めない?譲歩?我慢?納得できるまで?・・・もやもや?

「受け入れる」と「受け取る」の違いが人それぞれだったり、
同じ「受け入れる」であってもグラデーションがあったり。
そして、自分を内観する機会にもなったり、
上下関係などの関係性も影響していることだったり。
互いが互いに聞き合い、それぞれの言葉で伝え合う。
微妙なニュアンスの違いに気づく。

私とあなたは同じようで違う。
違うようで、似てる。
それぞれの感覚、意識、想い。
そして気づく、わたし。


②午後の部
「建前はなぜ必要か?」

「建前」とは?
社会の中で、仕事や人間関係において?
マナー?空気を読む?役割の仮面?立場?
優しさや思いやり??
「本音」が語れる場ってある??

建前の必要性と本音への希求。

本音で語り合える場の重要性。
安心安全な場の在り方、
さまざまな側面を知ること、視点の変化。


この場があるからこそ、出会えた人、
出会えた言葉、出会えた切り口、角度。

そして、哲学に出会う。
「哲学対話」の場だからこそ出せる「本音」

・・・・・・

それぞれ90分という時間を経て、
いろいろな言葉やニュアンス、イメージが
あちらから、こちらから生まれ、絡んでいきました。
新しい問いも生まれていきます。

そんな時間を、参加者それぞれに楽しんでいただけたようです。

アンケートでは、
「楽しかった」
「また参加したい」
「このような話ができる場は貴重」
などの声を皆さんにいただきました。


哲学対話は、「哲学」の知識を必要とはしません。
あえていうなら、
個々人の中にある「生きるための哲学」で他者と向き合う対話だと思います。


安心して自分の考えを語れる場が、日常生活の中にどれだけ乏しいのか。
なんて貴重な時間なんだろうと強く感じました。

立場や年齢の異なる人が、対等に向き合って話をすること、
互いの考えを、否定せずに聞き合うこと、
そういった場は設定しなければ生まれないのだなと、改めて気づいた今回。

同時に、このように安心安全が保障されれば、
人は本音を語り合い、互いに受けとめ合う時間を過ごすことができる。
何より、皆さんがこういった場を求めているんだと知る機会にもなりました。

・・・・・

今回、私たちは『ぼくたちの哲学教室』上映会をきっかけとして、
「哲学対話」の開催を目指しました。

私たちも、「哲学対話」の場を求めていたからです。

ご参加いただいた方々と哲学対話の機会をいただけたこと、
心より感謝しております。
皆さんが参加してくださらなければ、会は成り立ちませんでした。

皆さんが対話に参加してくださったおかげで、たくさんの気づきがありました。
貴重な機会をありがとうございました。

そして、
開催にご協力くださった「備後マルシェ」のスタッフの皆さん、
同時開催で、子どもたちに楽しいワークショップの時間を届けてくれた皆さん、
ありがとうございました!


・・・・・

個々人の「思考の自由」を守りながら、
他者と出会い、自己と出会う。
私たちが生きる世界に気づく対話。

このような場を、今後も福山で開催し続けたいと思っています。

次回、ご参加したいと思われた方は、ぜひ、こちらまでご連絡ください。
開催の際には、ご連絡させていただきます。

tomonijouei@gmail.com


これからも「ともに自主上映の会」をどうぞよろしくお願いいたします。

ともに自主上映の会

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